Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
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  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

明るい認知症の世界を知る10分

ひと足先に認知症になった私から

ひと足先に認知症になった私から
Director 佐々木航弥
佐々木航弥

若年性アルツハイマー型認知症の当事者として講演活動を続けるさとうみきさん。認知症への理解の促進や当事者だからこそ伝えられる思いを全国各地で発信している。「認知症になってから自分の人生の第二章が始まった」というさとうさん。彼女の活動を追う。

若年性認知症の種類
認知症基本法が2023年6月成立(2023年6月16日の公布から1年以内に施行)

「若年性認知症」は、認知症のうち65歳未満で発症したもので、国内の患者数は3万5000人余りと推計されています。原因となる疾患は、高齢者の認知症と同じく複数あり、半数以上がアルツハイマー型とみられます。現状でアルツハイマー型などの認知症は根本的な治療法がありません。最近では、アルツハイマー新薬の「レカネマブ」が話題になりましたが、進行を遅らせる効果が期待できるものです。 若年性認知症の患者や家族は、病気の進行などと向き合いながら日々の生活を送ります。厚生労働省の「若年性認知症ハンドブック」では、高齢者の認知症との違いについて、家計を支えている働きざかりの人が多く、休職や退職によって経済的に困窮する可能性があること、配偶者や高齢の親にかかる介護の負担が大きいこと、などを挙げています。 また、診断後の就労については、「いったん退職してしまうと再就職するのは難しい場合が多いので、できれば今いる職場で続けて働けるとよい」としながら、各都道府県・指定都市に配置されている若年性認知症支援コーディネーターや、医療機関のソーシャルワーカー、地域の障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなどの支援を受けることを提案しています。

2023年6月には、認知症患者にとって長く懸案だった「認知症基本法」が成立しました。認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らせる共生社会を目指すもので、公布から1年以内に施行されます。 この法律では、若年性認知症の患者について、意欲や能力に応じて雇用の継続や就職ができるよう事業主への啓発などを行うよう定めています。高齢者だけでなく、若年性の認知症患者やその家族をどう支えていくのか――日本社会が直面している課題です。 出典:日本医療研究開発機構(AMED)認知症研究開発事業による調査より(2020年3月)

作品へのコメント

長島美紀

長島美紀

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

全国で若年性認知症の人は35,700人。若年性認知症を発症したさとうみきさんが、絶望し、諦めるのではなく、病気に向き合い、生活を見直し、新たな取り組みを始め、新たな出会いを楽しむ。さとうさんは、地域社会の中で自身の特性を活かしながら生活するという、高齢化社会に向かう日本が目指すべき未来そのものです。

三村將

三村將

慶應義塾大学名誉教授、同予防医療センター特任教授

さとうみきさん、笑顔がとてもチャーミングで素敵です。メモをあちこちに貼ったり、一つ一つ動作を確認したりするのはものすごく脳が疲れると思いますが、それでも誰かの役に立ちたいと考えているさとうさんは素晴らしい。「いまの自分が一番好き」という言葉も胸に響きました。昨年、さとうさんの市民公開講座の講演タイトルは「認知症になっても見える景色は変わらない」でした。でも、むしろ認知症になって前より見えてきたものもあると思います。こころからエールを送ります。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Company

企業の取り組み

学校の「金融教育」もSDGsと関係ある!?

2022年4月から高校の家庭科の授業で「金融教育」が必修化されました。

少子高齢化が進み、経済の先行きも見通せない日本社会で、預貯金だけではない資産形成を若いうちから身につけてほしいという狙いがあります。

また、成年年齢が18歳に引き下げられるなか、早くから金融リテラシーを身につける必要性があると指摘されていることも背景になっています。

この「金融教育」とSDGs、一見、あまり関係がなさそうですが、じつは大いにつながっているのです。

金融リテラシーの教育

覚えておきたい「4つの金融商品」

高校生のための金融リテラシー講座で学ぶ4つの金融商品

「金融教育」では、基本的な金融商品について学びます。金融庁が授業の教材としてつくった「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月公表)では、4つの金融商品を紹介しています。

① 預金・貯金
② 債券(社債・国債)
③ 株式
④ 投資信託(ファンド)

金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」はこちらから

トレンドは「貯蓄から投資へ」

日本では「預貯金は安全」という考えのもと、リスクのある投資・資産運用には消極的だといわれてきました。その傾向が如実に表れているのが、日本と欧米の「家計の金融資産構成」を比較した日銀のデータです。

しかし、低金利が続き、物価も上昇しているため、将来にわたって個人の金融資産を増やすためには、適度なリスクを伴う資産形成を意識する必要があります。その知識をつけることが、「金融教育」の目的でもあります。そして、預貯金から投資へと家庭の資金がシフトすれば、企業は市場を通じて資金調達をする機会が増え、それが経済の活性化につながるという好循環が生まれます。その考えのもと、政府も「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げているのです。なかなか身近に感じることのない「投資」ですが、最近では SDGs の理念がより具体的に結びついた金融商品(グリーンボンドをはじめとする ESG 債など)も登場し、世界的なトレンドになっています。

日本と欧米の家計の金融資産構成

大和証券グループでは「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプトに、"資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現"に取り組んでいます。次のページでは「投資」や「貯蓄」で応援する SDGs についてご紹介します。

「金融の世界でもこんなにある身近な SDGs」はこちらから

Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。

DOCS for SDGsは、大和証券グループ本社様よりSDGsの推進・啓蒙を目的として、提供いただいています。本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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