Message

有識者メッセージ

国連が採択したSDGsの17の目標に関する社会課題を描いたドキュメンタリー作品「DOCS for SDGs」に対する各界の有識者から寄せられたメッセージです。

  • 生田研一

    生田研一

    文部科学省ユネスコ協力官(SDGs教育担当)

    一人ひとりが社会課題の存在を切実に感じ、「できることから今始める」ことがSDGs達成への何よりの近道です。「よりリアルに、そして、切実に伝えていく」この取組の可能性に期待しています。

    プロフィール

    東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。文部科学省に入省した後、SDGs教育の普及促進等の教育行政及び文化行政等に携わった後、株式会社エクサウィザーズに参画。

  • 大崎麻子

    大崎麻子

    NPO法人Gender Action Platform/公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事

    見たい。知りたい。わかりたい。「世界とはこういうものだ」という抑圧に満ちた時代ほど、この素朴な欲望を叶えるアートやサイエンスが求められます。CREATORS Programが、サステナブルな社会に向けた、変革の原動力になりますように。

    プロフィール

    ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの実現に向けて、フリーの専門家として国内外で幅広く活動中。国連プロジェクトから地方自治体の取組みまで、幅広く手がけている。

  • 長島美紀

    長島美紀

    一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

    クリエイティブは、わたしたちの意識を喚起させ、一歩を踏み出す勇気をくれる。映像を通じて、世界が「誰ひとり取り残さない」社会へ、一人ひとりの意識と行動が生み出されることを期待している。

    プロフィール

    これまでNGOや財団でキャンペーンや支援事業などに従事してきた。現在SDGs市民社会ネットワークでは広報・普及啓発事業を担当している。

  • 三輪敦子

    三輪敦子

    (一財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)所長/SDGs推進円卓会議構成員

    今年は3月8日の国際女性デーを特集した新聞やテレビがいくつもありました。数年前からは大きな大きな変化です。女性の声を聞きましょう。女性の声をあわせましょう。女性が変わり男性が変われば「続く未来」「豊かで温かな未来」が生まれます。SDGs目標5「ジェンダー平等」は、社会と世界を変えます。SDGsへの扉を開けるための鍵です。

    プロフィール

    日本赤十字社外事部、国連女性開発基金(現UN Women)アジア太平洋地域バンコク事務所、(公財)世界人権問題研究センター等において、ジェンダー、開発、人道支援、人権分野の様々なプログラムの実施支援や調査・研究に携わってきた。

  • 横田浩一

    横田浩一

    横田アソシエイツ代表取締役/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授

    SDGsの本質の一つは「異なる社会のつながりから得られる変革」。自分と価値観の違う人たちの社会課題を知り、共感することは大変重要です。ドキュメンタリーにはそのきっかけとなる大きな役割があり、大いに期待しています。

    プロフィール

    企業のマーケティング、HRM、SDGsコンサルティングやSDGsをテーマにした教育に取り組む。釜石市地方創生アドバイザー。セブン銀行SDGsアドバイザー。主著に『SDGsの本質』等多数。

  • 青柳仁士

    青柳仁士

    一般社団法人SDGsアントレプレナーズ代表理事/元国連職員

    SDGsとは持続不可能になってしまった今の世界を持続可能なものに変えるための77億人の統合行動です。既に市場環境や社会構造に様々な変化が起きていますが、達成の鍵は一人一人の共感の広がりにあります。地球規模の課題に共感し、解決の取り組みを自分事化していくにあたり、ドキュメンタリー映像は強力なツールになります。

    プロフィール

    SDGsが開始された2016年に、国連開発計画(UNDP)の広報官として日本におけるSDGsの広報普及に従事。SDGs達成に向けた企業戦略と新規事業の創出が専門。

  • 加治慶光

    加治慶光

    シナモンAI 取締役会長兼チーフ・サステナビリティ・デベロプメント・オフィサー(CSDO) 鎌倉市参与

    SDGsは人々の中にバラバラに存在する良心と希望のかけらを紡いで、世界を変えるうねりを起こす仕組みと感じています。SNSの普及とともに世界的に注目される形式を通じ、新しい才能、ユニークな視点、心を揺さぶる表現を広げ、世界を変えるようとするプログラム、一人でも多くの方々に接していただきたいと思います。

    プロフィール

    首相官邸勤務時にMDGsに触れた後、アクセンチュアにてSDGs推進に従事。現職にて企業戦略とSDGsの両立を目指す。自治体における持続可能性の実現も推進中。

  • 佐藤寛

    佐藤寛

    開発社会学舎 主宰

    SDGsを多面的に理解するために、動画の力を利用するというのはとても意義深いことだと思います。動画でなければ伝えられない臨場感と、ドキュメンタリーに登場する人の心のひだを若いクリエイターが多角的な視点で切り取ることで、SDGsに関する多くの人の理解を深めることができることを期待します。

    プロフィール

    開発社会学者。発展途上国に対する援助の社会的影響を中心に研究。元国際開発学会会長。近年では、中小企業の経営者にSDGsの重要性を伝えている。

  • 大西連

    大西連

    認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。政府のSDGs推進円卓会議構成員。

    SDGsと言われても、じゃあ自分は何をしたらいいの?国や大きな企業が取り組むべきことじゃないの?と思ってしまう人も多いと思います。でも、まず知ることから始まります。世界で、日本で、地域で、そして、自分の身近なところでも起きている「変化」について、2030年までに私たちが目指す社会はどのようなものなのか、について。いま、できることから始めましょう。

    プロフィール

    1987年、東京うまれ。2010年頃から生活困窮者支援に携わる。著書に『すぐそばにある「貧困」(2015年ポプラ社)など。2013年よりYahoo!ニュース個人のオーサーも務める。

  • 西永亜紀子

    西永亜紀子

    SDGsおてらネットワーク代表/築地本願寺SDGsプロジェクトチームリーダー

    ゴールの2030年まで残すところあと10年。SDGs達成の鍵は、人々がいかにして社会課題を自分ごととして捉えられるか、という所。クオリティの高い映像を通して社会のイシューを知り関心と共感を呼ぶこの取り組みがゴールへの後押しとなる事を願っています。

    プロフィール

    浄土真宗本願寺派僧侶。2018年、仏教の教えを通してSDGsを推進する団体「SDGsおてらネットワーク」を立ち上げる。また現在「築地本願寺SDGsプロジェクトチーム」としても活動中。

  • 斉藤善久

    斉藤善久

    神戸大学大学院国際協力研究科准教授/NPO法人日越ともいき支援会顧問/NPO法人日越交流センター兵庫顧問

    どこかを目指す前に、現状を確認しよう。そして、身近なところからコミットしよう。ドキュメンタリーは、普段の生活からは見えなかった様々な状況を見せてくれます。そして、それらの状況が意外に身近で、私たちの日々の生活と無関係ではないことを教えてくれます。世界は変えられる。まずは、知るところから始めましょう。

    プロフィール

    専門は日本とベトナムの労働法。ベトナム人労働者などの支援活動を通じて問題状況を把握し、法改正の提言などへとつなげる研究スタイル。どうせやるなら楽しむタイプ。

  • 江守正多

    江守正多

    国立環境研究所地球システム領域副領域長/社会対話・協働推進室長/東京大学総合文化研究科客員教授

    最近、テレビでもSDGsの話題を見ることが増えましたが、企業の環境に優しい新技術みたいな話が多いと思っていました。そうではなくて、人に注目し、そして物語に注目し、ドキュメンタリーの手法で描かれたSDGsは、共感を喚起し、自分も考えたい、関わりたいと思わせる力を持っていると思います。多くの人に見てほしいです。

    プロフィール

    気候変動をめぐる科学と社会の関係に関心を持つ研究者。一般向けの解説も精力的に行っている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次・第6次評価報告書主執筆者。

  • 枝元なほみ

    枝元なほみ

    料理研究家 /認定NPO法人 ビッグ・イシュー基金 共同代表/ 一般社団法人 チームむかご代表

    カメラを支えて目で追って、心動かしながら声を聞いて、その場に一緒に居て撮って、何度も何度も向き合いながら編集する。ひとりづつのディレクターさんたちの、真っ直ぐでにごらない想いが紡いでいく小さな規模の作品だからこそ、SDGsの根っこに近づいていくんですね。小さなひとりづつの私たちが繋がってたった一つの地球に向き合っていくんですね。

    プロフィール

    小劇場の役者をしていた頃にアルバイトで料理を始める。劇団解散後は料理を中心に活動し数十年がたつ。キッチンの窓を開けて社会と繋がることも大事だと思うようになった。

  • 君島佐和子

    君島佐和子

    フードジャーナリスト/辻静雄食文化賞専門技術者賞選考委員

    文字にすると理に走りがちなテーマも、映像は理で諭さずに心に弾を撃ち込んできます。生身の姿を丹念に追って切り出した映像はたった10分でも観る者に行動変容を起こさせる力に溢れている。SDGsとは掲げるものでなく、ここにあるもの。自分の身に置き換えて、自分はできているか、何ができるか、考え始める人が多いはずです。

    プロフィール

    『料理王国』編集長を経て『料理通信』を創刊、編集長および編集主幹を務めた。立命館大学食マネジメント学部で「食とジャーナリズム」の講義を担当。著書に『外食2.0』(朝日出版社)。

  • 秋本可愛

    秋本可愛

    株式会社Blanket 代表取締役/KAIGO LEADERS 発起人

    「SDGs」という名前や存在は今となっては多くの人が知っていると思いますが、なかなか詳しくは知らなかったり、自分ごととして何かアクションに結びつくまでには距離があると感じます。このプロジェクトは、ドキュメンタリー映像で気軽に知ることができる一歩踏み込んで考えるきっかけになると思うので、ぜひ多くの人に見てほしいです!

    プロフィール

    平成2年生まれ。大学卒業と同年に株式会社Blanketを設立。 介護・福祉事業者に特化した採用・育成支援事業や、若者が介護に関心を持つきっかけづくり、若者が活躍できる環境づくりに注力している。

  • マセソン美季

    マセソン美季

    国際パラリンピック委員会教育委員、国際オリンピック委員会教育委員

    世界の人口の15%が、何らかの障害と共に生きていて、その多くが障害を理由にスポーツへの参画を拒まれた経験をしています。環境が整っていない、指導者がいない、用具がない。また、周りの大人達の「この子には無理」「危ない」と言った思い込みも邪魔します。全ての人がスポーツの恩恵を享受できる為にも、今後の活動に期待しています。

    プロフィール

    スポーツと教育の力を活用し、「全ての人が、居場所を見つけ、可能性を発揮できる、誰1人として取り残されない社会」を目指し、国内外で活動中。パラリンピアン。カナダ在住。

  • 岡部宏生

    岡部宏生

    NPO法人 境を越えて 理事長/JPA(日本難病・疾病団体協議会)理事/DPI日本会議 常任委員 /日本ALS協会 理事

    誰一人取り残さないと聞く度に、世界中に溢れている紛争や貧困や難民や難病や障害者問題をどうやって取り残さずに実現できるのか?といつも頭の中で渦巻く自分を感じている。だが、この作品群を見ているともしかしたら?という気持ちと希望を感じる。人の素晴らしさは一人も取り残さないということを考えられるということではないか?と思わされる。

    プロフィール

    ALS当事者。東京都出身。複数の当事者団体の役員を務める。自身が代表の「NPO法人 境を越えて」では、重度身体障害者とその介助者・家族を支えるシステムの構築、介助の仕事の魅力などを発信。

  • 奥山佳恵

    奥山佳恵

    俳優・タレント

    我が子にダウン症があるとわかった時は、モンスターがやってきたと思った。けれど知っていくうちに彼はかわいい男の子になった。モンスターの正体は「私の不安」そのものだったのです。このプロジェクトによって「知らないから怖い」が払拭され、不安を打ち消しみんなを照らす明かりとなりますように!

    プロフィール

    1992年映画主演デビュー後、TV、映画などで活躍。現在はダウン症候群の次男と家族の日々を伝える講演も行っている。著書に「眠れぬ森の育児」「生きてるだけで100点満点!」がある。

  • 山崎亮

    山崎亮

    studio-L代表、関西学院大学建築学部教授、コミュニティデザイナー、社会福祉士

    SDGsに関するプロジェクトは、「これが課題です」「こうすれば解決します」とわかりやすく伝えることができないものが多い。しかし、多くの番組が枝葉末節を省いてわかりやすく伝えようとする。これは、番組を作る人が「何が幹でどれが枝葉なのか」を判断できていることが前提となっている。それがわかっているならSDGsは近いうちに達成されるはずだ。そうでないから長い間の試行錯誤が続いているのだ。「DOCS for SDGs」は、そのことを強く自覚した人たちが制作しているに違いない。

    プロフィール

    建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。

  • 上田勝彦

    上田勝彦

    魚の伝道師

    言葉として新参のSDGsは、その概念が急速に拡散した反面、結果、観念的になりがちな懸念があった。当該取り組みは、そのイメージをドキュメンタリー映像と言語に置き換え、具体的な事例として実感させてくれる上、貴重である。これにより我々が、持続的な暮らしとは既に通ってきた我々の足下にあると気づくことを期待する。

    プロフィール

    元水産庁の官僚。魚料理レシピ考案&調理など、魚のことを全て知り尽くす男。著書多数、TV、イベント出演、スーパーのコンサル等幅広く活躍中。

  • 笠井信輔

    笠井信輔

    フリーアナウンサー/血液がんサバイバー/「#病室WiFi協議会」創設メンバー

    SDGsを実行するためのキーワードは「想像力」です。この社会には思いもよらない所に取り残された人々がいます。コロナ禍にがんで長期入院をし、弱者になってみて初めて見えた風景がありました。当事者以外が手を差し伸べるために、助けとなるものがドキュメンタリーなのです。SDGsへの大いなる1歩をこのサイトで体験してください。

    プロフィール

    1987年フジテレビアナウンス部入社、2019年よりフリーに。退職直後に悪性リンパ腫(血液がん)の診断を受け、6カ月の闘病の末、完全寛解に至る。その後復帰し、がんの啓発活動や病室に無料Wi-Fiを普及させる活動を精力的に行う。

  • 羽生直剛

    羽生直剛

    株式会社Ambition22 代表取締役、JリーグFC東京クラブナビゲーター

    私自身がまだまだSDGsというものを深く理解できていない中で、その世界に引き込まれるような映像を通して、社会課題を考え、自分自身に何が出来るのか?何で貢献出来るのか?そんな時間を頂いた気がします。今後、DOCS for SDGsがより多くの方に見られ、理解される事を願っています。

    プロフィール

    プロサッカー選手としての現役引退後、40歳で起業。他企業と連携した町おこしのプロジェクトやアスリートのキャリア問題などにも力を注いでいる。元サッカー日本代表。

  • エバンズ亜莉沙

    エバンズ亜莉沙

    エシカルコーディネーター、 ELLE スタイルインサイダー、 NHK WORLD「Ethical Every Day」MC

    サステナブルな社会の実現には、まず最初に「世界で今起きていることを知る」ことが欠かせません。そしてその「世界と自分のつながりに気づく」こと。一人ひとりが「見たい世界につながる選択をする」ことだと思っています。DOCS for SDGs のドキュメンタリーは知らない世界や視点を教えてくれ、課題に取り組んでいる人々から、希望のあるインスピレーションをもらうこともできます。リアルな映像は心に響く、多くの人の人生を動かすきっかけになるのではないでしょうか。

    プロフィール

    「エシカル」「サステナブル」を軸に、人・地球に優しい暮らしの実践と提案をライフワークとする。企画やPR、イベント登壇や執筆など幅広く活動。

  • 小林快次

    小林快次

    恐竜学者・北海道大学総合博物館教授

    伝え合うことの重要性。世界で何が起きているのか。皆が知ることで問題が明らかになり、みんなで解決が見いだせるかもしれない。映像の力で、視聴目線で考えさせてくる機会を与え、個々が一歩を踏み出す勇気とエネルギーを与えてくれる。映像を見て個々の行動につながるのが理想かもしれないが、「SDGsは他人事ではない。行動できなくても知ることが大切」ということを教えてくれる。

    プロフィール

    恐竜研究のため19歳で渡米し、日本人で初めて恐竜研究で博士号(Ph.D.)を取得。国内外の恐竜化石を発掘し研究。恐竜というコンテンツを使った教育や地域活性化なども手がけている。

  • 浅井総一郎

    浅井総一郎

    WWFジャパン 自然保護室 海洋水産グループ オフィサー

    様々にメディアが報道し、学校教育でも取り上げられていることからSDGsは一定の認知を得ているように思います。しかし17の目標の中には自分との距離感があるものも。ドキュメンタリー映像を通じて、リアルな人の行動や想い、温度がわかることで、自分事にできる伝達スピードが速まります。2030年まで残された時間はわずかです。

    プロフィール

    青山学院大学卒業後、広告会社勤務を経て、2020年WWF入局。海洋プラスチックごみ汚染対策、漁業由来の海洋プラスチックごみ問題への対策に関するフィールドプロジェクトを主に担当。

  • 三村將

    三村將

    慶應義塾大学名誉教授、同予防医療センター特任教授

    『持続可能』であることがクローズアップされていますが、それはSDGsの目指すもののごく一部でしょう。人の寿命にしても、ただ単に長く生きる長寿が目標ではなく、一人ひとりが自分らしく長く生きること、幸福寿命を延伸することこそが重要です。SDGsもそれぞれが異なる個性で輝いて、結果として一つに集まっていくのが素晴らしいと思います。

    プロフィール

    専門は老年精神医学、神経心理学。認知症、もの忘れ、うつ病などの臨床、研究に従事している。日本精神神経学会理事長、日本高次脳機能障害学会理事長、日本老年精神医学会副理事長などを兼務。

  • 黒川久里子

    黒川久里子

    株式会社コルク 取締役副社長 兼 COO 一般社団法人せりか基金代表理事

    社会の課題に関心をもつこと、目の前にある現実に向き合うことが自分がやりたいことを知る第一歩だと思います。質の高いリアルなドキュメンタリーに触れることで多くの人が現実に目を向けるきっかけとなることを期待しています。

    プロフィール

    聖心女子大学卒業。2015年コルクに入社。2017年にせりか基金を設立し、ALSの研究資金助成活動を行う。 現在『宇宙兄弟』の事業統括役員。NYと東京を行き来して暮らす。

supporter SDGsサポーター:SDGs全般に詳しい専門家

expert エキスパート:貧困、ジェンダーなどSDGs各ゴールのジャンルに詳しい専門家

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Company

企業の取り組み

学校の「金融教育」もSDGsと関係ある!?

2022年4月から高校の家庭科の授業で「金融教育」が必修化されました。

少子高齢化が進み、経済の先行きも見通せない日本社会で、預貯金だけではない資産形成を若いうちから身につけてほしいという狙いがあります。

また、成年年齢が18歳に引き下げられるなか、早くから金融リテラシーを身につける必要性があると指摘されていることも背景になっています。

この「金融教育」とSDGs、一見、あまり関係がなさそうですが、じつは大いにつながっているのです。

金融リテラシーの教育

覚えておきたい「4つの金融商品」

高校生のための金融リテラシー講座で学ぶ4つの金融商品

「金融教育」では、基本的な金融商品について学びます。金融庁が授業の教材としてつくった「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月公表)では、4つの金融商品を紹介しています。

① 預金・貯金
② 債券(社債・国債)
③ 株式
④ 投資信託(ファンド)

金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」はこちらから

トレンドは「貯蓄から投資へ」

日本では「預貯金は安全」という考えのもと、リスクのある投資・資産運用には消極的だといわれてきました。その傾向が如実に表れているのが、日本と欧米の「家計の金融資産構成」を比較した日銀のデータです。

しかし、低金利が続き、物価も上昇しているため、将来にわたって個人の金融資産を増やすためには、適度なリスクを伴う資産形成を意識する必要があります。その知識をつけることが、「金融教育」の目的でもあります。そして、預貯金から投資へと家庭の資金がシフトすれば、企業は市場を通じて資金調達をする機会が増え、それが経済の活性化につながるという好循環が生まれます。その考えのもと、政府も「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げているのです。なかなか身近に感じることのない「投資」ですが、最近では SDGs の理念がより具体的に結びついた金融商品(グリーンボンドをはじめとする ESG 債など)も登場し、世界的なトレンドになっています。

日本と欧米の家計の金融資産構成

大和証券グループでは「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプトに、"資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現"に取り組んでいます。次のページでは「投資」や「貯蓄」で応援する SDGs についてご紹介します。

「金融の世界でもこんなにある身近な SDGs」はこちらから

Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。

DOCS for SDGsは、大和証券グループ本社様よりSDGsの推進・啓蒙を目的として、提供いただいています。本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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