Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 1 貧困をなくそう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 1 貧困をなくそう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

技能実習生との共生を探す10分

The Land of Hope技能実習生と社長の約束

The Land of Hope技能実習生と社長の約束
Director 岸田浩和
岸田浩和

北海道千歳市の久健興業は、ベトナム人技能実習生24名を受け入れている。 社長の山口さんは彼らに向き合い「低賃金で都合の良い労働力ではない」と気づく。 「絶対に幸せにしてやる」と宣言した社長らは、実習生との働き方を模索しながら、 遂に目標を見つける。

外国人実習生の「コロナ解雇」 
「特定技能制度」

外国人技能実習制度は、「国際貢献」の一環として発展途上国から労働者を最長5年間受け入れ、日本の技術や知識を学んでもらう取り組みで、1993年に始まりました。全国の実習生は約41万人(2019年末)で、5年前の約2.5倍。その半数強がベトナム人です。しかし実態は、「安い労働力」として不当に扱われるケースも多く、出入国在留管理庁によると、2018年には約9000人が失踪。コロナ禍の影響では、4953人が職を離れました(2020年11月現在)。

少子化が続く日本にとって、労働力の確保は大きな課題です。2019年には、人手不足の深刻な産業で外国人労働者を受け入れる特定技能制度が新設されましたが、実績は低調。SDGsの観点からも、日本が“外国人労働者から選ばれる国”になることが求められています。

※1 2020年11月27日現在
※2 新型コロナ感染症拡大の影響で、実習実施者の都合で技能実習が中止された実習生の数(出入国在留管理庁調べ)

作品へのコメント

青柳仁士

青柳仁士

一般社団法人SDGsアントレプレナーズ代表理事/元国連職員

日本の貧困や不平等を考える全ての人が知るべき外国人技能実習生問題。制度の歪、お金を巡る感情、雇う側と雇われる側の利己心といった生々しさを隠さず表現しつつ、実体験から得た希望と、気持ち一つで新しい解決策を見出そうとする社長の思いが伝わってきます。国境や言語を越えた人と人との共感がSDGsの目指すディーセント・ワーク(やりがいのある仕事)の原点であることを、地方の小さな会社を舞台に教えてくれる秀逸な作品。

斉藤善久

斉藤善久

神戸大学大学院国際協力研究科准教授/NPO法人日越ともいき支援会顧問/NPO法人日越交流センター兵庫顧問

外国人技能実習生が「低廉な使い捨ての単純労働力」として雇用されている限り、この制度は日本の企業や社会にとって単なる延命措置にしかならないし、実習生やその送り出し国にとっても一時的な出稼ぎの手段としてしか機能しない。「国際貢献」はこの制度が掲げるフィクションだが、敢えて実現を目指すことが、案外お互いのWin-Win、持続的な発展を導いてくれる鍵なのかもしれない。これは、そんな可能性を見せてくれる作品です。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

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https://www.un.org/sustainabledevelopment/
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国連広報センターのSDGs特集

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