Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

闘病中の家族の在り方を考える10分

いつものように

いつものように
Director 山田裕一郎
山田裕一郎

急性骨髄性白血病と診断され、白﨑亜紀子は「1週間以内に死亡する可能性がある」と書かれた病状を説明する書類にサインした。長期入院ののち寛解。夫の誠治は再発の可能性を心配するが、亜紀子は過去の自分がそうだったように、ベッドの上で不安に過ごす人を助ける活動を始めた。

ドナー登録者数の推移
ドナー助成制度がある自治体、46都府県902自治体 ※日本骨髄バンク調べ(2022年11月現在)

日本骨髄バンクに登録している骨髄提供者(ドナー)の人数は約54万人(2022年10月末)と、この10年で約12万人増えました。白血病患者などが最初の適合検査で1人以上のドナー候補者がみつかる「初回適合率」は9割を超えています。ただ、新規の移植希望患者が毎年2000人強増える一方、年間の移植数は1000~1200件程度で、実際に手術を受けられる患者は単純計算で5~6割にとどまっています。このギャップの要因のひとつが、せっかくドナーが見つかっても、仕事が休めないなどの理由で提供できないケースです。ドナーになると、検診や採取で10日間ほどの通院・入院が必要になります。

こうした機会喪失を防ぐために、全国の自治体で導入が進められているのが、ドナーや勤務先事業者に対して助成金を交付することで経済的負担を軽減する助成制度なのです。現在、902自治体で導入されていますが、地域差があるのが実情です。動画のなかで白﨑亜紀子さんが精力的に啓発活動に取り組む北海道では、まだ助成制度の導入実績がありません。

作品へのコメント

長島美紀

長島美紀

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

健康は持続可能な開発の基礎であり、全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを支払い可能な費用で受けられる、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」は国際社会の目標です。 厚生労働省によると、過去1年間に健診等を受けたことがある成人は、男性74.0%、女性65.6%。健診は病気を防ぐ大切な取り組みです。一人でも多くの人が、自分の健康状態を知り、必要な治療を受けられること、そんな社会にすることの大切さを考えさせられる映像です。

笠井信輔

笠井信輔

フリーアナウンサー/血液がんサバイバー/「#病室WiFi協議会」創設メンバー

白血病を患い「いつものように暮らしたい」と願う白﨑さんの気持ち、私も血液がん経験者なので痛いほどわかる。なのに、ドナー助成制度の導入を推進する会を設立し、いつもと“違う”人生を歩む白﨑さんを映像は捉えた。「人を救うのは、人しかいない」。阪神淡路大震災のときの公共広告だ。死を覚悟した後に「生かされた命」。きっと意味があるはず、と社会貢献活動をする人たちを何人も知っている。27年前のあの時から、弱者が起こすSDGsの精神。傍観者でいいはずがない。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Company

企業の取り組み

学校の「金融教育」もSDGsと関係ある!?

2022年4月から高校の家庭科の授業で「金融教育」が必修化されました。

少子高齢化が進み、経済の先行きも見通せない日本社会で、預貯金だけではない資産形成を若いうちから身につけてほしいという狙いがあります。

また、成年年齢が18歳に引き下げられるなか、早くから金融リテラシーを身につける必要性があると指摘されていることも背景になっています。

この「金融教育」とSDGs、一見、あまり関係がなさそうですが、じつは大いにつながっているのです。

金融リテラシーの教育

覚えておきたい「4つの金融商品」

高校生のための金融リテラシー講座で学ぶ4つの金融商品

「金融教育」では、基本的な金融商品について学びます。金融庁が授業の教材としてつくった「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月公表)では、4つの金融商品を紹介しています。

① 預金・貯金
② 債券(社債・国債)
③ 株式
④ 投資信託(ファンド)

金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」はこちらから

トレンドは「貯蓄から投資へ」

日本では「預貯金は安全」という考えのもと、リスクのある投資・資産運用には消極的だといわれてきました。その傾向が如実に表れているのが、日本と欧米の「家計の金融資産構成」を比較した日銀のデータです。

しかし、低金利が続き、物価も上昇しているため、将来にわたって個人の金融資産を増やすためには、適度なリスクを伴う資産形成を意識する必要があります。その知識をつけることが、「金融教育」の目的でもあります。そして、預貯金から投資へと家庭の資金がシフトすれば、企業は市場を通じて資金調達をする機会が増え、それが経済の活性化につながるという好循環が生まれます。その考えのもと、政府も「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げているのです。なかなか身近に感じることのない「投資」ですが、最近では SDGs の理念がより具体的に結びついた金融商品(グリーンボンドをはじめとする ESG 債など)も登場し、世界的なトレンドになっています。

日本と欧米の家計の金融資産構成

大和証券グループでは「貯蓄から SDGs へ」をコアコンセプトに、"資金循環の仕組みづくりを通じた SDGs の実現"に取り組んでいます。次のページでは「投資」や「貯蓄」で応援する SDGs についてご紹介します。

「金融の世界でもこんなにある身近な SDGs」はこちらから

Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。

DOCS for SDGsは、大和証券グループ本社様よりSDGsの推進・啓蒙を目的として、提供いただいています。本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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