Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

女性の孤独な闘いを知る10分

SHADOW PIECE

SHADOW PIECE
Director 後藤美波
後藤美波

60年代、オノ・ヨーコや草間彌生らとニューヨークの芸術運動に参加した塩見允枝子。「女性だから不利だと感じたことは一度もない。ジェンダーについて考えたことがない」と言う彼女には、子育てしながら必死に創作活動をつづけた過去があった。

ジェンダーギャップ指数ランキング 日本は121位
1967年 国連の女性差別撤廃宣言

塩見さんが世界に飛び出した1960年代、国連では女性の権利を確立するために女性差別撤廃宣言(1967年)が採択されました。それから半世紀、日本の女性たちは、まだまだ「格差」の中に生きています。

スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム(WEF)」が2019年12月に発表したジェンダーギャップ(男女格差)指数で、日本は前年から順位を11位落とし、過去最低の121位(153カ国中)となりました。これは先進国で最低水準です。指数は、「経済」「政治」「教育」「健康」の4分野における格差を分析したもので、日本は特に政治(144位)と経済(115位)の分野で世界水準から大きく取り残されています。

作品へのコメント

長島美紀

長島美紀

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

塩見允枝子さん本人は、フェミニズム運動に身を投じたわけではなく、自分ができる範囲で家庭とアートを両立させ、実践してきました。「継続することこそがフェミニズム」というメッセージには重みがあります働いていると、「出産・育児」や「家族」の問題で仕事を辞めるかセーブするか選択しなければならないときもあります。塩見さんの生き方は、その一つの回答だと言えるでしょう。

横田浩一

横田浩一

横田アソシエイツ代表取締役/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授

この作品は、塩見允枝子というアーティストの人生を描きながら、女性にとっての「仕事」と「家庭」の両立がテーマとなっています。監督の質問に対して塩見さんは、女性の代表としてではなく、すべて「自分が」という一人称で語っていたのが印象的でした。物事を「自分事」として捉えていることが、行動力につながる。そして、その強さがあるからこそ「アートには男も女も関係ない」と言えるのです。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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