Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

CO2削減の舞台裏を知る10分

地球に良いこと

地球に良いこと
Director 土生田晃
土生田晃

環境を守るべきか。経済活動を優先すべきか。国際NGO『WWFジャパン』の職員 "小西雅子"は日々、答えのない答えを探していた。そんな折に訪れた「温室効果ガスゼロ」の機運。このチャンスを逃すまいと奮闘する小西の明かされることのない交渉の舞台裏に迫った。

「パリ協定」における 2030年までの温室効果ガス排出削減目標
2020年12月25日 「2050年カーボンニュートラル」宣言を受けて 経産省の「グリーン成長戦略」」策定

いま「2050年カーボンニュートラル」が、世界の潮流になっています。2050年までに脱炭素社会を実現し、温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするという目標で、すでに世界の125カ国以上が表明。日本でも2020年10月に菅義偉首相が宣言しました。 そして、その実現のための中期目標が、「パリ協定」(2016年発効)で各国に求められている、2030年までの排出削減目標です。世界では欧米を中心に削減率引き上げの動きが加速しており、日本でも菅首相が2021年4月、「2013年比で26%削減」としていた目標を「46%削減」に引き上げました。

このように、脱炭素化の機運が高まる国際社会のなかで模索が続く日本。経産省は、これをむしろ経済成長の機会と位置付け、重要14分野の「グリーン成長戦略」(2020年12月策定)を打ち出し、産業政策として後押ししています。

作品へのコメント

青柳仁士

青柳仁士

一般社団法人SDGsアントレプレナーズ代表理事/元国連職員

世界のSDGs潮流を動かす大きな力として、アドボカシーやロビイングと呼ばれる活動があります。日本では活発でなく一般に知られていませんが、SDGsゴール13の気候変動をテーマにその実態を垣間見ることができます。地球規模の気候変動と日本の産業存続との対立を例に、SDGs実践の最大の難所である正義のぶつかり合いという膠着状況が鋭く描かれています。SDGsにイノベーションが必要と言われるゆえんが理解できます。

江守正多

江守正多

国立環境研究所地球システム領域副領域長/社会対話・協働推進室長/東京大学総合文化研究科客員教授

環境NGOという存在は日本ではよく知られておらず、「なにかにつけて反対している、うるさい人たち」みたいな認識の人も多いでしょう。実際には、彼ら彼女らが膨大な情報を収集し、議会などで論理的に主張してくれるおかげで、社会が産業の論理だけで動くのを食い止めています。気候変動対策で社会が大きく動く今、ますます重要な役割です。その代表的な一人である小西さんの仕事ぶりと素顔を観て、この重要な仕事の存在を認識してください。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

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https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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