Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 12 つくる責任つかう責任
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 2 飢餓をゼロに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 2 飢餓をゼロに

中山間地域の未来を考える10分

「おすそわけ食堂 まど」持続可能な街づくりへ22歳の挑戦

「おすそわけ食堂 まど」持続可能な街づくりへ  22歳の挑戦
Director 今治建城
今治建城

過疎化が進む高知・香北町で、この春大学を卒業したばかりの陶山智美が、フードロスを活用した「おすそわけ食堂 まど」の開店準備を進めていた。余った農作物の「おすそわけ」を通じて地域住民が繋がり、地域の持続可能性を模索する彼女の挑戦を追った。

高知県の過疎地域の高齢者比率の推移
2016年度 自治体を通して地方創生事業を支援する「地方創生推進交付金」創設

「おすそわけ食堂まど」が開店した高知県の中山間地域では、過疎化・高齢化が深刻になっています。県のデータによると、県内の過疎地域の人口は1960年から半減。高齢者比率についても、県全体で32.8%(全国2位)とただでさえ高いのが、過疎地域では41.7%と加速度的に上昇しています。

もちろん、これらは地域特有の問題ではなく、全国的な課題です。国土の約7割、人口の1割強を占める中山間地域の人々の生活をどう守るか。全国の自治体で地域コミュニティづくりや産業育成の模索が続いています。そのキーワードのひとつが「地方創生」。2016年度に始まった国の地方創生推進交付金は、地方に移住して就業・起業する人たちへの支援金制度などを通して中山間地域の再生に取り組んでいます。

作品へのコメント

生田研一

生田研一

文部科学省ユネスコ協力官(SDGs教育担当)

「(食材を)くれた人の心を感じられて、その良さを感じてもらえる場所をつくりたい」という言葉にあるように、誰かの宛先のない「心・思い」を料理にして、訪れた誰かに伝えていく。そして、それが地域のために何かをしたいと考える人々の思いをつなぎとめる。若き女性が素朴に、率直に感じた問題意識を「ジブンゴト」としてとらえて行動することにより、それまで地域になかった(なくなっていた)持続可能なつながりを生み出していく。

枝元なほみ

枝元なほみ

料理研究家 /認定NPO法人 ビッグ・イシュー基金 共同代表/ 一般社団法人 チームむかご代表

私がキャベツだったら、陶山さんたちに料理してもらいたいな。ドアを開けるときについ「ただいまぁ」と言ってしまいそうな「おすそわけ食堂まど」。キッチンからは、「おかえりぃ」の言葉が返ってきそうだ。地域の人や地元の食材が集う、<食卓>から繋がっていく。そのことの大切さを教えてもらいました。「ごちそうさま!」

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
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