Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 1 貧困をなくそう
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 1 貧困をなくそう

人種や国籍の平等を考える10分

越境サッカー

越境サッカー
Director 岸田浩和
岸田浩和

ナイジェリアの貧困地域に誕生した草サッカーチームの選手らが、U12大会の優勝を経て、欧州 トップリーグへの移籍を目指す。イタリアの国際大会にノミネートしたが、思わぬ理由で足止めを食らう。

世界の貧困率を比較したグラフ
日本政府が2022年の「アフリカ開発会議」で表明した支援は3年間で総額300億ドル

アフリカ諸国の経済力は徐々に向上しています。1990年代にサハラ砂漠以南の地域(サブサハラ)の貧困率(1日1.9ドル以下で生活する人口の割合)は60%に達していたのが、近年は40%前後まで改善。しかし、世界的にはいまも最悪の水準です。ナイジェリアもそうした国のひとつで、アフリカ最大の約2億人の人口を抱えながら貧困人口が8千万人を超えると推計されています。経済状況の厳しさは、世界のなかでも突出しているのです。

そして、今後の世界的な課題として浮上しているのがアフリカの人口爆発です。サブサハラ地域の人口は、2022年の11億5千万人から、2030年に14億人、2050年には20億人を超えると予測されています。人口増加に対して経済発展が追いつかなければ、深刻な貧困や飢餓を生み、さらには世界的な食糧危機をもたらす恐れも懸念されています。

作品へのコメント

佐藤寛

佐藤寛

開発社会学舎 主宰

「ナイジェリア人に生まれた」に加えて「貧しい家庭に生まれた」というハンデも加わる。そんな若者に這い上がる「機会を与える」ことに尽力する指導者たち。それは「不平等をなくそう」というゴールへの果敢な挑戦である。しかし実力があってもアフリカからヨーロッパへのビザがなければ試合に出られないという残酷な現実。だが、実はこのイレブンの背後には「もっと機会が与えられていない」若者が数千万人いるという現実も忘れてはならない。

羽生直剛

羽生直剛

株式会社Ambition22 代表取締役、JリーグFC東京クラブナビゲーター

私自身がプロのサッカー選手としてプレーしてきた過去がある中で、ナイジェリアの子供達がサッカーを行う光景を観て、自分はどんなに恵まれて育ってきたのだろうかと、改めて考えさせられるものでした。一方で、日本で行われた国際大会で優勝するシーン、選手、クラブ関係者が涙するシーンは、スポーツを行う上で、国籍や育った環境や経済的に裕福か否か、そんなことは関係ないことを証明した瞬間でもあり、選手達も最高の刺激を得られたのではないかと感じました。  

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
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