Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

高齢者の新たなケアを考える10分

ノビシロハウスの伸び代 

ノビシロハウスの伸び代 
Director 佐々木航弥
佐々木航弥

1階には高齢者、2階には若者が住む"ノビシロハウス"。若者は高齢者の見守りを条件に家賃は半額になる。併設する建物には訪問看護ステーションの事務所がある。そこに新たに訪問医療のクリニックが開業する。そんな特殊なアパート"ノビシロハウス"の日常を追う。

東京23区の独居高齢者数の推移のグラフ
2025年を目処に「地域包括ケアシステム」の構築

高齢化率世界トップの日本社会では、医療、介護などの現場でさまざまなひずみが生じています。「少子高齢化問題」といえば、地方のことを思い浮かべるかもしませんが、実際には都市部でも深刻さを増しています。 地域コミュニティーが脆弱な都市部では、独り暮らしの高齢者が孤立を深めています。独居高齢者の数は年々増加し続けており、民生委員などの行政サービスを提供できるキャパシティーがオーバーしてしまう自治体も……。結果として、認知症などの発見が遅れて深刻化するケースや、最悪の場合、「孤独死」するケースも増加しています。

こうした高齢者世帯を社会として見守って行くために、国や自治体は試行錯誤を続けていますが、解決策は出ていません。厚生労働省は2025年をめどに、医療や介護サービスと地域コミュニティなどが連携した「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。

作品へのコメント

長島美紀

長島美紀

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

2019年国民生活基礎調査によれば、65歳以上の高齢者世帯の半分がひとり暮らしをしていました。一人暮らしの高齢者の課題として、家を借りるむずかしさ、頼れる家族・親族が近くにいなくなった場合の社会や地域からの孤立と健康不安が挙げられます。ノビシロハウスの取り組みは、超高齢化社会とそれに伴う若年者人口の減少が進行する日本社会で、世代を超えて支えあい、誰一人取り残さずに地域社会で健康に生き続ける方策を示してくれています。

山崎亮

山崎亮

studio-L代表、関西学院大学建築学部教授、コミュニティデザイナー、社会福祉士

高齢者だけ、学生だけ、医者だけ、農家だけ。似たもの同士で集まれば話が早いし効率的だ。しかし、そうやってできたまちには何かが足りない。「ノビシロハウス亀井野」に関わる人たちは、その「足りない」何かを充足させようとしている。そうすると「話が早いし効率的」だった点をいくつか手放さなければならない。その試行錯誤が興味深いし、その先に見えてくるであろう風景にも興味が湧いてくる。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

トップへ戻る