Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

車いすの少年の挑戦を追う10分

FULL SWING

FULL SWING
Director 山田裕一郎
山田裕一郎

車いすで生活をする子どもたちが、スポーツを楽しめるクラブが北海道にある。3年目の今年は、初めて親と離れ、子どもたちだけで東京遠征へ。最年少で参加するのは小学5年生の勇樹くん。彼の心は楽しみと、お母さんと離れることへの不安でいっぱいだった。

スポーツ庁の2020年の調査、スポーツ実施率(週1日以上)障がい者(7~19歳)は27.9%、障がい者(成人)は24.9%、一般(成人)は59.9%
2011年8月 障がい者スポーツの基本理念が初めて規定されたスポーツ基本法が施行

障がい児にとって、スポーツ活動は社会参加や自立に向けて大きな役割を果たします。しかし、それを日常的に実施するための環境は十分ではありません。スポーツ庁の2020年の調査では、障がい者のスポーツ実施率(週1日以上)は成人が24.9%、7~19歳が27.9%で、健常者の成人の59.9%と比べて明らかに低い状況にあります。

2011年8月に施行されたスポーツ基本法で、初めて障がい者スポーツの基本理念が規定されました。それまでリハビリやレクリエーションの範疇で捉えられがちだった障がい者スポーツは、競技スポーツとしての側面も重視されつつあります。2021年の東京パラリンピック開催を追い風に、スポーツ庁は「障害者スポーツ推進プロジェクト」などを進め、障がい者がスポーツを日常的に親しむことができる環境作りに取り組み始めています。

作品へのコメント

加治慶光

加治慶光

シナモンAI 取締役会長兼チーフ・サステナビリティ・デベロプメント・オフィサー(CSDO) 鎌倉市参与

勇樹君と家族の物語が北海道の友達たちとの友情をベースにテンポよく語られる。登場するみんなの日常を淡々とした映像、抑揚をあえておさえた編集・音楽で誠実に見せながら、ドキュメンタリーならではの地響きのような確かな力が観る者に迫る。いろいろな困難がありつつも母親・父親や友人とのさりげないけれど愛情に満ちたやりとり。INCLUSION、とはなにか静かに叫ぶ、誰もが今こそ見るべき作品であると感じた。

マセソン美季

マセソン美季

国際パラリンピック委員会教育委員、国際オリンピック委員会教育委員

この成功体験がきっかけで、今後も様々な新しい挑戦が続いていくだろうと、明るい未来が想像できました。勇樹君の勇気は、今度は他の仲間の力になり、みんなでたくさんの「できる」を増やしてくれることでしょう。スポーツには体力の向上や、心身の健康だけでなく、運動することで生活能力を高めたり、他者とのつながりを深め、社会参画も促す力があります。勇樹君の挑戦は、周りの大人の認識や、社会も変えてくれると思います。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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