Documentary

ドキュメンタリー作品

  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

女性が担う寺の進化を考える10分

TEMPLE WOMEN800年を繋ぐお寺の女性たち

TEMPLE WOMEN800年を繋ぐお寺の女性たち
Director 山崎エマ
山崎エマ

京都で800年の歴史を持つ宝蓮寺を未来へ繋ぐ3人の女性の物語。次期住職の師恩と婚約し初めて寺に入る晴香。師恩の母であり、代々男性が継いできた寺を継承する坊守・和美。そして次世代の寺の在り方を問う師恩の姉・阿梨耶。それぞれの葛藤と輝きを見つめる。

教師数(僧侶など)の男女比 ※主要10宗派 12000人の画像
2018年 WFB世界仏教徒会議日本大会で 「SDGsの実現」を盛り込んだ 「東京宣言」採択

いま日本のお寺は岐路を迎えています。文化庁の宗教年鑑(2019年版)によると、全国の仏教系寺院の数は76,872。そのうち20,000以上のお寺が、後継者不足などで住職がいない「無住寺院」であるといわれています。主要10宗派の僧侶ら「教師数」は約91,000人で、20年前から約12,000人減少。女性は1割程の約9,500人にとどまっています。

人々の生活とお寺の関係が希薄になっていくなか、危機感を強める仏教界は、仏教の教えとSDGsの親和性に注目し始めています。全日本仏教会は、2018年11月に開催したWFB世界仏教徒会議日本大会で「東京宣言」を採択し、そのなかで「SDGsの実現を支援する」と宣言しました。いま仏教界でも「ジェンダー平等」が大きな鍵になっています。

作品へのコメント

長島美紀

長島美紀

一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

800年続くお寺を存続させる。とてつもない歴史の重圧を感じながら次世代の若者が悩み、考え、行動する姿は静謐(せいひつ)で、そして美しい。
お寺で女性が「住職の奥さん」という役割だけを期待される時代は終わった。
意志を持って学べば、ジェンダーの垣根を越えて、お寺で主体的に活動することができる。新しいお寺の在り方を考えさせてくれる作品です。

西永亜紀子

西永亜紀子

SDGsおてらネットワーク代表/築地本願寺SDGsプロジェクトチームリーダー

800年続くお寺の坊守(住職の配偶者)としての役割は、想像以上のプレッシャーがあります。しかし同時に、この「800年」という事実は、何物にも代えがたい地域の財産でもあります。住職一家、門信徒、地域が一体となって守り続けてきた「宝蓮寺(ほうれんじ)」という財産を、若い世代が継承してゆく物語。連綿と続く歴史の重みと新しい感性が交わり、この先どのようなストーリーを紡いでゆくのか、今後もそっと見守りたくなるような映像です。

SDGsで変える未来
  担うのは私たち

「誰一人取り残さない」。 持続可能な未来を創るため、国連はSDGsを掲げました。 しかし、SDGsは「目標」にすぎません。貧困・差別・温暖化・・・世界の「今」を映し出すドキュメンタリーは訴えかけます。この現実を変え、未来を創るのは、我々「一人一人」である、と。

解説

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

持続可能な社会の実現のため、
世界が取り組む行動計画です

SDGsは2030年に向けた「17の目標」(貧困・福祉・教育・気候変動など)。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択されました。日本政府は2016年12月に実施指針を策定し、国内の自治体や企業も取り組みを進めています。

各目標をクリックすると詳細を表示します。

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • 平和と公正をすべての人に
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • SDGsアイコン
Education

教育プログラム

ドキュメンタリーを用いた探究教育プログラム 探究ステップゼロ

DOCS for SDGsでは、これまで中学・高校と連携して、ドキュメンタリー映像を用いたアクティブ・ラーニング型の教育プログラムを実施してまいりました。2021年度からは、中学・高校の探究学習カリキュラムを制作する株式会社トモノカイとともに探究学習の入門プログラムを開発。SDGsを意識したテーマで社会課題を見つめ、生徒が自らの感覚を自覚して「探究モード」へと切り替わるきっかけになる授業を実施することが可能です。

本プログラムは 50分×5コマ を想定しています

  • PHASE1

    感じたことを言葉にする

    感じたことを言葉にする

    決められた動画を視聴して、
    感じたことを言葉にする練習をします。

  • PHASE2

    自分で動画を選んで視聴する

    自分で動画を選んで視聴する

    社会課題を表した動画群のなかから選んだ動画を視聴し、感じたことを言葉にします。

  • PHASE3

    グループで改善に取り組む

    グループで改善に取り組む

    動画で感じた変えたいことの改善策をグループで考えます。

  • PHASE4

    他人に伝える表現を考える

    グループで改善に取り組む

    グループで考えた改善策を自由な形式の表現で制作します。

  • PHASE5

    発表で他人に伝える

    発表で他人に伝える

    グループ発表を行いフィードバックを実施します。

「探究ステップゼロ」の特徴

他の人に伝えるための表現を考えよう

!探究の入り口に立つための練習ができる

探究で求められる「課題設定」に必要な、自分の感覚に自覚的になる練習ができるようにワークを設計。 近年ビジネスでも注目を集める「アート思考」のアプローチを参考にしています。 多くの中学・高校での導入実績を持つトモノカイの探究テキスト制作の知見が生かされています。

!世の中にある“社会課題”について知る

ドキュメンタリー動画を社会課題ごとに整理してあるので、“社会課題”とはどういうものがあり、それぞれどのような課題なのかイメージをつかむことができます。

!発表形式は自由。とにかく表現できた時点でOK!

自律的に探究を進めていく「探究モード」となるために、まずは生徒が楽しんで取り組めることが重要。 発表形式はレポートだけでなく、さまざまな表現方 法を許容することで楽しく取り組むことが可能です。

ドキュメンタリー一覧

現在、探究ステップゼロで活用ができるドキュメンタリーの一部です。
ご相談は以下のフォームよりお問い合わせください。

探究ステップゼロについてのお問い合わせはこちら(外部リンク)

制作協力

國學院大學教授の田村学氏監修の『一生使える探究のコツ』シリーズなど、全国の中学・高校にて多くの教材導入実績を持っています。
詳しくはこちら(外部リンク)

About Us

私たちYahoo!ニュース エキスパート「ドキュメンタリー」は「人々の心を動かして、社会課題を解決する」をミッションにクリエイターの作品発信をサポートしています。ドキュメンタリーが描く社会課題を、SDGsが掲げる17の目標それぞれに呼応させて、DOCS for SDGsページで作品を発信していきます。 本企画で取り上げたドキュメンタリー動画はすべて、Yahoo!ニュース エキスパートまたはクリエイター本人が編集権を持ち、責任を持って企画・編集を行っています。

Yahoo!ニュース エキスパートはSDGsを応援します。
https://www.un.org/sustainabledevelopment/
※当サイトの内容は、国連によって承認されたものではなく、国連やその関係者、加盟国の見解を反映したものではありません。
国連広報センターのSDGs特集

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